ハーブがもたらすもの
植物がその葉脈を伝って、
太陽の光と水を全体にゆき渡らせるように
私たちひとりひとりにもViriditasが細胞の
すみずみにまで満ちています。
それは、魂の呼吸。
植物は、深く息を吸うごとに
生きる術をおしえてくれます。
ハーブガーデンプロジェクト
被災地や病院、学校、施設の庭などハーブを植える活動です
01 鎮守の森ハーブガーデンプロジェクト
《ロスマリヌスの庭》 山元町花釜区 青巣稲荷神社
目的
東北・宮城県の南端にある山元町沿岸部で津波被害を受け、更地となった「青巣稲荷神社」の北側にハーブガーデンをつくるプロジェクトを2018年に立ち上げました。東日本大震災後、災害危険区域に指定されてしまったことから、住民は帰ってくることができなくなった地域はどんどん更地に整備されました。私たちは、緑と人々を失った この場所に手づくりの庭をつくっています。固くなった土を耕し、木々を植え、ハーブを育て、地域の憩いの庭になるよう、また、遠くから訪れる皆さんと地域の皆さんが集うコミュニティーガーデンとなることを目指しています。
このプロジェクトは、山元町在住、津波被災者が代表をつとめるNPO法人ノワイヨノットハーバルアーツの支援活動のひとつです。
ロスマリヌスの庭
青巣稲荷神社の名に導かれ、このガーデンを『ロスマリヌスの庭』と名づけました。ローズマリーのRosmarinusロスマリヌスは、ラテン語で「海のしずく」が語源です。海のそばにも自生する地中海沿岸原産の代表的なハーブ、ローズマリーには多くの伝説があります。昔、白色であったといいう花のお話。聖母マリアがイエスを抱きかかえエジプトへ逃れる道の途中で、その茂みに青いマントをかけて身を隠し休まれました。青の布におおわれたローズマリーの花はそのときから、青色に変わったといいます。そして、「記憶、思い出」の象徴となっているローズマリーは、「忘れないで」というメッセージとともに故人をしのぶためにも用いられています。「青い海のしずく」が、大地と光と風とともに、種が育つ栄養となりますように。
基本デザイン
ナチュラルガーデンを基本に、「修道院の庭」と「ポタジェ」の手法をとりいれます。しかし、この庭は完成図を目指すものではなく、土づくりから種まき、植え付け、草取り、収穫まですべての工程をたのしむ場づくりであることを目的にしています。
ハーバルワークショップ
植物療法に基づく知識を学びながら、シンプルにていねいに暮らすためのワークショップや講座、勉強会などをおこなっています。
ハーブ支援活動
心とからだのバランス回復にハーブはその手立てとなります。被災地、病院、各施設へハーブ療法、アロマテラピー、ハーブ支援物資をお届けしています。
植物のプロダクトデザイン
ハーブティー、ハーブクラフト(サシェ、ポプリ、染色など)、植物モチーフの作品などオリジナル品の企画、デザイン。商品化のお手伝いもいたします。
Herbal Arts JOURNAL 『VIRIDITAS』
ハーバルアーツ ジャーナル「ヴィリディタス」は、Webマガジンなどでハーブに関する読み物やハーブ専門家による情報提供をしています。
植物の神秘と化学を織り合わせて
ノワイヨノットはハーブの普及とハーブによる支援活動をおこなう団体です。植物を愛する皆さまとご一緒にハーバルアーツ(ハーブがもたらす術)を学び、暮らしのなかで生かせるよう、さまざまな方法で取り組んでいます。ハーブが好きというシンプルな気持ちだけで、それは自然なスタイルで社会や地域貢献、あるいは環境教育につながっていくものと考えています。
therapy & counseling|product design|kitchen|garden|art & craft |workshop
ハーブ療法、アロマテラピー、フラワーエッセンス|サシェ、ポプリ、ルームスプレー、リース、香水など植物プロダクトデザイン|ハーブ料理、ハーブ菓子、ハーブティー|
専門家による植物療法(心理相談・傾聴、症状別ハーブ)|ハンドトリートメント、ワークショップ|音楽、絵画、クラフト、ほか植物にまつわるワーク全般